2005-03-04から1日間の記事一覧

リベラルアーツとしての憲法

結論めいたことを述べると、僕たちはかなり自由に生きることを許されてきたし、少なくても、今と同じくらいの自由を享受して生きていきたい、というのであれば、今の憲法を全面的に否定するのは、ちょっと問題があると思います(もちろん、これは僕の考えで…

憲法を巡って

以上が控えめに言った場合の僕の意見だけれども、もうひとつ、憲法改正の議論について気にかかっているのは、「国民」の側の意識です。今回の『広告批評』の対談の中には、こんな一文が見られます。 憲法は、この国に住む人たち全部の宣言であると同時に、そ…

憲法9条を巡って

ここでも、何度か取り上げたと思うけれども、憲法の改正論議がすでに始まって久しいし、今までになく、それはリアルな問題として浮上しています。 その核心部にあるのは、もちろん、憲法9条の改正であって、集団的自衛権の行使を可能とすることに焦点が当て…

『広告批評』の「憲法9条」特集

2・3月合併号の『広告批評』が憲法9条を特集しています。「広告」から遠く離れた場所で過ごしているので、『広告批評』などを手に取るのは、村上春樹のインタビューが載って以来のことだったけれども、購入しました。 素朴に感動したのは、後半に置かれて…