ネットライフ

 他の人のブログなんかをじっくり見ている時間はないはずなのですが、今一度家でじっとしていないといけない時などは、やっぱり見てしまいます。
 インターネットを導入した頃は、結局、ネットを見ると言っても、そんなに必要な情報があるわけでないし、といった具合に、ある部分で冷ややかにインターネット的世界を眺めていて、最近までは、そういった状況は続いていたのですが、アマゾンやHMVのインターネットサイトを多用するようになって、さらに、こうやって、自分でブログをするとなると、なんか、やたらとネットに繋がっているという感じがします。
 これが良いことなのか悪いことなのか。そうでなければ、今まで街に出てやっていたことをサイバースペース(死語?)でやっているだけなのか。今一度自分でも不明ですが、どうでも良い情報の量が格段に上がったのは事実。「2ちゃんねる」の噂的なものまで含めると、ほとんど無闇に情報を仕入れている。
 あと、こうした情報メディアによって、自分の欲望が形成されているように感じることもあり、これはなかなかに複雑なところがあります。つまり、自分が知らなかったし、求めてもいなかったような書籍やらCDやらをついつい買ってしまうという形で、逆説的に、自分の欲望が形成されるというベタな話です。むろん、そういった図式というのは、ボヴァリズムという形で説明もできるので、別に新しくない話なのですが。