1年を振り返る

 で、1年間の日記をざっと見ていくという作業を行ったわけですが、しかし、ずいぶんと無茶苦茶な変容をきたしていますね。書いている対象が今とぜんぜん異なっている。
 昨年春ごろは、憲法の話なんかを一生懸命書いていたわけですが、最近は、もう人が変わったかのように書いていない。憲法について、関心がなくなったのか、と言われると、そうでもないのですが、ただ、現段階で、どうやって語っていくのがよろしかろう?という疑問がありまして、そういったところで書けなくなったというのが本当のところです。
 あと、現代美術のことがいきなり8月あたりで出てきたわけですが、これはもう、ヤノベケンジの功績というか偉大さによるものです。「そうか、こういうのがあったのか」という驚きがあり、その後、現代美術が面白くなってきた、というところがあります。
 三十を過ぎると、あんまり変化しなくなる、と二十代の頃に聞いたことがあるのですが、こう見てみると、いや、そうでもなかろう、という実感があります。